(グリの眼の前に戦いでの戦利品を並べてやった)

(上質な鎧の破片に、珍しい武器、ティアラの形をした魔法具)
(その中でもグリは、魔竜族の角に一際興味を示しているようだった)
(それもそのはず、魔竜族なんて種族はなかなかお目にかかれるものではない)
(「珍しくて欲しくなる気持ちも分かるけど、それは自分のお宝だからあげないよ」)
(そう声をかけると身体が小刻みに震えだした)



どうした?
終わり10