『.........』

『前はもっと優しいヤツだったのにな。』

(するりと手を離された)

『じゃあ僕は帰るけど、こんなヤツのせいで人殺しになる必要なんかないからな。
.........それじゃ。』


(こつ、こつ と不規則な足音を立ててどこかへ去ったようだ)
(これで邪魔者は消えた)



拳を腹に入れる
末路9