(......)

(牢に入れられた男は既に四肢を失っていた
聞けば、壊死が進んでいた為 切り落としたとのことだ
どうせならこの手でやりたかったが やむを得ない)

(鍵を開けて牢に入る
壁に凭れかかった男は酷く無気力に見えた
......こんな気力のない男に、自分の家族は殺されたのか?)

(正直あまり信じられない気持ちだ)


(後ろからすたすたと足音が聞こえてくる)



「まさか本当に買うとは思わなかったよ」
末路3