(薄暗い部屋に入ると、男は既に椅子に座らされ拘束されていた)

(猿轡を噛まされているようで喋ることもできない状態だ)
(これで情報を聞き出せと？無茶をいう...)
(部下から話を聞くには、拘束しようとした際に舌を噛み切って自害しようとしたので、仕方なく口を使えなくした、らしい)
(なるほど、見た目通りの狂犬っぷりだ)

(意思疎通はできるだろう、と思い　今からお前を拷問し情報を吐かせる、自害しようとしても無駄だ、と伝えた)
(男は軽く鼻で笑うだけだった)


猿轡を外す