っ...、う...

(一瞬顔を背けようとしたが、血の匂いに逆らえずこちらに近づいてくる)

...ん、ふ...ッぅ...

(血液を口内に流し込むとグリは歓喜と恐怖を綯い交ぜにしたような顔をした)

...ぐ、...ふ...、...

(こくりと喉が上下する)
(グリから顔を離した)

......っ
嬉しいのか嬉しくないのかよく分かんねえ
オレ、は...あんたと一つには、なりたくなかった...
神の穢れのない血が、オレの薄汚れた血と一緒になるのは、嫌だ
...なんか吐き気してきた

(顔色が凄く悪くなってしまった)



♡ごめんね、もうしないよ

♡そんなに嫌だった?

♡抱き締めて背中を擦る

♡吐いたらその分飲ませてあげるよ

♡これは儀式だよ。グリが私のものになるためのね
♡血を含んでグリに口移しする