・朝利について
正直言ってもう少しポンコツかな…とも思わなくもないが本人は至ってクールキャラなので…
性格は「自己批判精神が強い」(キャストコメントより)。伊達監督から「ボールへの執着心から個人技を日々研鑽している男」(うろ覚え)という言及もあるので、メンタルが弱いのも、実力に伴う自信プライドがあってそれが折れたときの衝撃が大きいのかなと…。他の昇格組にも言えるが、朝利は特にその傾向が強い印象。
クールではあるが精神的に大人かと言われるとむしろ年相応。入学式での「君のせいで他の昇格生が落とされたかと思うと…」という発言から身内への情の厚さを感じられる。落ち込んだときや不満があるときにそれをまったく隠さない。良くも悪くも正直者。原作初期やアニメでは筋が通ってなくともとりあえず噛み付く精神を感じるため、どちらかというと悪役ポジ。
……だったが次第にアシトには「朝利がコートにいるとやりやすい、安心する」とまで言わしめるのが熱いところ。
黒田と朝利はアニメのトライアングル結成〜武蔵野戦が絶頂期で活躍している印象。ツンデレと豆腐メンタルから生み出される弱々しい一面から、悪役ポジからポンコツ感が出てきた。
大体しかめっ面か真顔で笑顔の画像が少ないのと、機嫌が悪い時と、良い時(勝利後や福田監督関係)の顔つきの差が激しいので、極端な表情が多い。
公式では、彼女ナシと明言しており、それ関連の話をくだらないと一蹴するなど、朝利のストイックさ、または硬派で保守的な考えが垣間見える。
このベイビー的には「彼女がいるとサッカーに支障が出る(特に自分はメンタルに難があるから気後れする)」という葛藤がある。(基本的に、ベイビー内の“あなた”には知る由もないこと)
所感としては、真っ当に好意を示していればそのうち陥落しそう。好意丸出しの言動や無防備さにあらゆる意味で心配になるが、そのくらいが彼にはいいスパイスだったりする。
…ただわざと妬かせようとしたり嫌いと言ったりわざとマイナスな側面で感情を引っ掻き回すようなことをして判断を急かそうとすると相当危うそう。(し、元からその辺のメンタル面を心配している黒田を敵に回すことになる)。もしかしたらそんなグズグズルートも作るかもしれない。
・黒田について
自分が間違っていると納得すると自分の考えを改めたり、入学式では身内の主張が間違っていると感じればそれは間違っていると中立的な立場から指摘するシーンがあり、穏やかではあるがハッキリとものを言う性格であるといえる。
朝利も同じくハッキリとものを言うタイプだが、彼と違う点は悪態をついたりすることはあまりなく、絶えず不満を主張するというよりかは一歩引いている印象。その理論派な性格から監督に「もっともユースらしい選手である」と評価されている。そんな彼が、橘と同室なことから、昇格生の中では一番にアシトたちと話すようになったのが面白いところ。
黒田はアニメ部分で一番熱い成長シーンが描かれており、そこが絶頂期。
その後試合での活躍は特にないが、原作で大友が「彼女持ちにパスを回さない」という狂行に及ぼうと彼女の有無を聞き回った際、「え?彼女?僕いるよ」とサラッと告げたのは記憶に新しい。
彼の人間味が増しただけでなく、花と杏里のヒロインとしての性質の違い(サッカーへの知識の有無、それに伴う「支え方」の違いのようなもの)を明確化させた隠れた(?)名シーン。
黒田RAやあなたと朝利の関係についての印象はそこから引き取っている。「(サッカーと両立ができるなら)彼女はいた方がいい」という見解のため、あまり朝利の心やメンタルを引っ掻き回すことはよしとしない…という解釈。
…管理人が一番始めになんとなく気になったキャラなので、実は初めは彼をメインにしようと画策していた。が正直サブキャラの方が似合っている&反応が分からない、恋愛関連のことを振っても動じなそうでからかいがいがあまりないのであえなくボツに。(完全に自分向けでしかないが、今後もしかしたら彼のそういうワードが出来るかもしれない…)
・遊馬について
お調子者で目立ちたがり屋。常に余裕があり、考えの読めない飄々とした男。サッカーの実力は確かなもので、その才覚はジュニアユース生の頃から抜きん出ており、時には試合中のコーチングを行い司令塔としての役割もこなすその様子は首脳陣に「エスペリオンの理想のFW」とも言わしめた。一年生にして、(FW不足という事情があるとはいえ)一軍チームのレギュラーで、チーム内得点数2位。主人公のアジトからも「主人公みてぇなヤツ」と言われており、強キャラ臭が漂う。
女性記者の金子葵に「先見の明がある」と評されたことがあるが、いい顔をしなかった。それは後に明かされる「絶対的FWとして、弱みを見せない」という信念から、余裕があるというのは彼の表面的な部分にすぎないからだと考えられる。
黒田や朝利は性格や言動からプライドの高さが手に取るように分かる中、へらへらとした遊馬にプライドはなさそうな印象を受けるが、「絶対的FWとして弱みを見せない」という信念そのものが一種のプライドなんだよなと思うとアツい。(イレギュラーなりにやっぱり昇格生だな、という意味で)
上記の女性記者に(おそらく軽口だろうが)食事に誘ったり、何がとは言わないがデカいと口にしたりと軟派。
管理人的には、杏里は冨樫より、遊馬との仲の方が気になる。お互い恋愛感情はなさそうだけど、遊馬の本心について一切の描写がない&少なくとも遊馬は杏里をかなり信頼している様子なので…。少なくも彼の「支え」にはなっているように感じる
このベイビーでは、あなたと朝利の関係を面白がってはいるがだからといって別に竹島黒田ほど積極的に協力や応援をしないイメージ。公式で朝利と同じく「他人のことなんてどうでもいい」と真っ向から言い放っているので…。
・竹島について
竹島と言えば、攻撃型サッカーを得意とするエスペリオンユースの中で、昔から徹底して守備型DFとして活躍するなど唯一無二のスタイルを確立しているのがアツいポイント。また、洗練されたディフェンスとしての距離感覚が強みらしいが、漫画での表現するには分かりづらく、活躍場面は少なく思える。
性格は、彼女持ちであることを公にしていることや、幼少期から、彼の試合を見に女の子がグラウンドに来るなど非常にモテることが分かる。また、同じ昇格組である黒田や朝利がアシトと衝突する中で、竹島は昇格組でありながら衝突することなくすんなりと仲良くなったことから、おそらく普段から気さくでめちゃくちゃいいやつであることが察せられる。
他にも「本当に弱いやつは、自分の弱いところを言葉にしたりしねーよ」という名言を発したり、全体的に浮かない様子のチームを気にして、自他ともに気合を入れるために驚きの行動に出るなど、なにかと兄貴肌感のある発言や行動が多く見られる。
このベイビーでは、あなたと朝利の関係をもどかしく思っているので、積極的に協力してくれる。気のいい友人である。「プライベートとサッカーは完全に分ける」と豪語しているため、朝利も同じようにすればいいだけだと考えている様子。
管理人のひとりごと