(それから、この世界の夢の神であるというエルヴィーラ様からこの世界…エルデ=ヴィーゲについて話してくれた。
・エルヴィーラ様は夢の女神であり、人間が見る夢を自分も覗き視る事ができる。その中で彼女が気に入った夢や願いを持つ者を『夢幻世界エルデ=ヴィーゲ』へ連れてきている。
・様々な時間軸から連れてくる事ができ、数百年前の過去や数十年後の未来の人間がこの世界で作られた町『ロイテール』に滞在している。
・エルデ=ヴィーゲに居る間は年を取る事がない。この世界に連れてこられた者は、自身が望む限り永遠に夢や願いを叶える為の活動に勤しむ事ができる。
・この世界で得た物や経験は全て元の世界に持ち帰り活かすことができる。当人の希望次第ではこの世界で得た記憶を消す事も選べる。
・自分…○○を連れてきたのは、故郷と仲間を救う為に強くなりたいという純粋な願いを、エルヴィーラ様が気に入ったから。、
・これから先、自分の名前を呼んでもらいたいなら、ここで自分の名前を告げここに戻ってくる事。
……つまり、蝕みの女王に勝てるくらい強くなったと確信できた時、この世界に来たあの時に帰れる…という事で合っているだろうか?)エルヴィーラ「そうだ。飲み込みが早くて助かる。」
(良かった。いくら強くなっても、帰ったら全て終わっていたんじゃ意味がない。)エルヴィーラ「………」
(……エルヴィーラ様がじっとこちらを見つめている。何か説明していない事でもあったのだろうか?)エルヴィーラ「いや…やけにすんなり受け入れたものだと思ってな。普通の人間なら、まず怪しんだり疑ってりすると思うが…」
(まあ、確かに警戒はしていたが…ここが普通の世界ではないのは感覚で分かる。ちょくちょく異世界に飛ばされてる幼馴染もいたし…それに、エルヴィーラ様が悪い神様には見えなかったからな)エルヴィーラ「…随分とお人好しなのだな、お前も……
これなら、わたしのお願いも聞いてもらえるかも…♪」
(…?)→