？「………ぉーい…ぉきろ……ねぇーおきてよぉー……」

（…………………んん…んっ…）

？「…全然起きない…も、もしかして、プラフタみたいになっちゃったとか？もうそうならシャレにならないよぉ…どうしよぉ…」

（…なんだ…今、女の子の声が…）

？「…あ、やっと起きた…！びっくりさせないでよぉー…こほん、今度も神様らしく威厳を持った喋り方で…」

（…そうだ、自分はあの時、何かに吸い込まれて…）

？「――目覚めるのだ、人の子よ…」



（身体を起こすと、これまで見かけた事のない少女がこちらを見下ろしていた。どちらかというと人というより精霊か妖精に近い感じがする。それにしても…綺麗な娘だな…

…いや、見惚れてる場合じゃない。とりあえず、この娘に色々聞かないと…）

（その…まだ良く状況が掴めないんだが…貴女がここに連れてきたのか…？）

？「然り。我は夢の神エルヴィーラ…ここは我が存在する夢と現実の狭間…お前を夢幻世界エルデ=ヴィーゲに誘う為に我が貴様をこの場に連れてきた。我は貴様を歓迎する」

（エルヴィーラ…エルデ=ヴィーゲ……もう少し詳しく説明してもらえるだろうか？）

エルヴィーラ「いいだろう。お前のこれからにも深く関わるだろう。よく聞くがいい…」


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