(すやすやと寝息をたてている塔矢の姿がある。そういえば学校で持久走大会があったと言っており、疲労が溜まってしまったのかもしれない。碁を打つ約束だったのだが彼は睡魔に抗えなく眠ってしまった。このまま起こすのは酷だ。どうしようか、と、考えていたところ「「」さん」というかすかな声が聞こえた。
どうやら寝言らしい。自分だけ夢の中で楽しんでいるのか。そう思うと置き去りにされたやるせなさから悪戯心がわいてきた。
そろりそろりと靴下を脱がしていく。起きる気配はない。赤ちゃんのようにもちもちとした足裏におもわず頬擦りをする。
今、塔矢の足裏に肌を重ねているのだ。たまらなくなって無駄毛ひとつない細い足首に舌を這わす。ビクンッと痙攣したがその後もずるり、じゅるりと舐め回していても眠ったままだ。碁を打つ約束を守れなかった塔矢にこれからどんなお仕置きをしてやろうかと悪巧みするのだった)
名前:塔矢アキラ
第162局
ここでボクが投了!
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