塔矢「出来るだけ来るつもりだが手合いの日や都合で来られない時もある」

越智「前もってわかってれば他のプロに来てもらいますよ」

塔矢「いや、それはやめてもらいたい。今は邪魔だ」

越智(邪魔?)

塔矢「それより中学の囲碁部の先生の棋譜を並べること。何十局でも、何百局でも並べるように」

越智(これが進藤と何か関係あるのか?何考えてるんだこいつ)

塔矢「さぁ、始めよう」

越智「打つんじゃないんですか?」

塔矢「二年前の互先の一局だ」

越智(……秀策のコスミ?)

塔矢「白が中学の囲碁部の先生だ」




越智(黒は?黒は誰?黒は誰──ッ!まさか!)




塔矢「ここでボクが投了!

ーーー

塔矢「完敗だった。だから誰にもこの一局は見せてない、キミに初めて見せた。さぁ、続けようか」



















塔矢「だからこんな手はありえないんだ!こういう露骨な手がうまくいくわけがない!実際ノビからノゾキのコンビネーションでキミは打つ手に困っただろう!この盤面では」




塔矢「こうやって逃げるしかなかったんだ!同じようなことを三日前にも注意した!やる気がないのか!?」

越智(これが塔矢アキラ……皆が騒ぐはずだ…。
プロになったらこいつがライバル──?)


※元ネタ 教え方がめちゃくちゃな塔矢アキラさん

名前:塔矢アキラ
第162局

ここでボクが投了!

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