んー…なかなか止みませんねぇ
…よし、じゃ走りましょっか!

あなたはこっち、

(バサッ)
(ホークスの広げた翼に傘のように被せられた)

俺は大丈夫なんで、行きましょ!

(手を引かれて雨の中に飛び出した)

〇〇さん大丈夫ですかー?濡れてませーん?

(雨の音の中の問いかけに頷くとずぶ濡れのホークスは垂れた前髪を鬱陶しそうに払った)

ならいいです!…っと、

(転びかけると腰に手がまわって支えられた)

このまま支えてますからもうちょい頑張りましょーね!
あなたの家まですぐなんで!

(……)
(見上げるとにこっと笑顔を返された)