(彼から連絡があった三日後、街はニュースを見ると全国どこも治安が悪化しているらしく市民も敵も…ヒーローさえもパニック状態が続いている)
(敵はどこから供給されているのか分からないけど見慣れないガジェットを使っているし、反ヒーロー派の人も増えたからかプロヒーローは諦めて辞めてしまう人も少なくない)
(窓の外の惨状にいつ外に出たら安全かと考えながらスマホの画面を見るとメッセージが来てる事に気が付いた)
『〇〇さん、無事ですか?』
(…メッセージに「無事です」と返事を返すと『よかった』と一言返ってきた)
『俺、これからエンデヴァーさんたちと会見なんですよ』
(恐らく"鷹見"の事と、敵連合の"荼毘"――エンデヴァーの息子らしい人が言っていた逃げる敵を刺し殺したという事についてだと思った。本人はほぼ事実だとは言っていたけど)
『見ててほしいとは言いません。でも、あなたに言った事と同じ事を会見で話します』
(テレビを点けると"トップ3ヒーローによる会見 まもなく開始か"とテロップが出ていた)
『いってきます』
(「いってらっしゃい」と返すと既読がついたメッセージ)
(スマホを置いてテレビに視線を移すとベーストジーニスト、エンデヴァーと共にホークスが会場に入ってきている所だった)
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