("定期報告をせよ"…もう何度も見たくないと思うメッセージに溜め息を吐いた)
(……辺りを見回しても人は
居ない)
(……)
(…メッセージに従って暗号を送ってスマホをしまった)
(…?)
(フワッと上から赤い羽が落ちてきた)

どーも、〇〇さんこんばんは!
…顔色よくないですねぇ、大丈夫ですか?
(そっと頬に添えられた手を軽く払うとやれやれと肩を竦められた)
あぁ、顔色悪い時は関わるな、でしたっけ?すみません、つい!
余計なお世話焼いちゃうんですよねぇ
…特にあなたには
(緩く目を細めて優しく笑う"
ヒーロー"には気付かれていなければいいとどこかで思った自分を心の奥底で嗤った)