(相変わらず暑い日々に『よければ水分補給しに来て』とホークスにメッセージを送った)
(網戸越しの蝉の鳴き声に余計暑さを感じながら扇風機の風が当たった瞬間に思わず涼しくて息を吐くとベランダから抑えたみたいに笑う声が聞こえた)

ふふ、……

(ホークス…)


アッハハハ!見つかった!
いやー地上は暑いですねぇ

(網戸を開けて部屋に上がってきたホークスは確かに暑そう)
(ジャケットを脱ぐとどこかから取り出したタオルで汗を拭ってた)(羽がジャケットを支えてる…)

上空なら涼しいってか寒いくらいなんでいいんですけど、地上に近いといかんせん暑くて

(困ったように笑うホークスに冷えたお茶を勧めてみた)

あ、そっちが本当の用事でした!
〇〇さんの顔見たら満足しちゃって…忘れちゃってました

いただきますね!

(…)
(自分にはない喉仏が上下するのを思わず見てるとあっという間に空になった)

…なんすか〜そんなじっと見ちゃって
気になっちゃいました?…いいですよ、〇〇さんならいくらでも見てくれていいんで

(ホークスがテーブルに空になったコップを置くと氷が溶けてぶつかる音がした)

お茶ごちそうさまでした!
水分補給もできましたし、〇〇さんも補給できたんでこの後もちかっぱ頑張れます!

(まだちょっとほっぺが赤いままのホークスがジャケットを羽織った)

扇風機もいいですけど、暑かったらちゃんとエアコンも使ってくださいね?
部屋ん中でも熱中症はなるんですからねー気を付けなきゃですよ

…じゃ、また行ってきますね!

(ベランダから飛び立ったホークスに手を振ると振り返してからあっという間に飛び去った)