
「ぐはっ……!?」
(さすがに、散々攻撃されて、デモンズも黙っていない。はなびは話に気を取られていたせいか、デモンズの攻撃をかわすことができなかった)

「ぐっ……、あ……っ、お、おも……っ……!」
(思いきり弾き飛ばされたはなびは、近くにあった木にぶつかる。衝撃で木が折れる)
「ああもうっ、何やってるんですの! その程度で死んでもらったら困りますわ!」

「ぐっ……う……、ぁたり……まえだっ……!」

「だからっ……、戦えないなら引っ込んでろっ……!!」
(はなびがミサイルを撃ち、再びデモンズの注意を自分に向ける)
(デモンズは、今こちらから見れば後ろを向いている。……この時に、自分たちに攻撃できる手段があれば……)

「っ……はぁ……っ、……はぁっ……」
(デモンズが人の言葉を理解できるかはわからない。……しかし、大声を出して、自分らがデモンズに何かしらの影響を与えるのも避けたい)
(せいぜい、デモンズの動きを観察して、はなびが上手く攻撃をかわせるように指示を出すくらいしか……)

「……賭けるか。…………賭けをすんのも久しぶりだね」

「ぅおりゃあああああああああッッ!!!」
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