(はなびの顔つきが変わる)

「寝ているとはいえ、花織がいる場でする話じゃないね……。でも、今の花織のそばを離れるのもなんだし、その話をしないわけにもいかない。……本題に入ろうか」

「私は、散々戦闘力が高いと豪語されていたNMS少女だ。いろはよりも、他のMS少女の誰よりも何倍も強いと」

「……その私が放ったミサイルが、一発とはいえデモンズにまるで効かなかった。…………この件について、サポーター二人はどう考える?」
(メアリーと顔を見合わせる)

「あのタイプのデモンズは、弱点以外に攻撃を受け付けない?」

「いえ、そんなことはありません」

「あれはアラクネ型デモンズと呼ばれる、クモのような体をしたデモンズです」

「アラクネ…………」
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