「さてと……。とっくに授業始まってる時間なわけだけど……」

「私も休んでていいのか?」
(問題ないだろう。二人が出動したことはわかっているし、“トラブル”があったことも報告済みだ)
(何より、二人の専属教官は丹。丹が帰ってこなければ話にならない)

「丹教官の言うこと無視して、私の部屋に来ちゃったけど……」
(花織の心身の休養が目的なのだ。よほど変な場所でない限り、救護室にこだわる必要もないだろう)
(念のため、はなびの部屋にいることはすでに報告してある)

「へー……、さすがサポーターだな。抜かりないって感じだ」
→