グチャァッ――!
(ひどく耳障りな音が聞こえた)
(いろはを助けようと、はなびに言う前だった)
(いろはが、デモンズにより、潰された)

「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

「いろはッ! いろはああああああああああああああああああああッッッ!!!」

「おいッ! 泣き叫ぶ前にこいつ止めるぞッ!!」
(はなびがミサイルを撃つ。大きなミサイルだ)
(しかし、デモンズには痛くもかゆくもないようで、ぴんぴんしている)

「う、うそだろ……? えっと……、そもそもこういうのの中心ってどこ……?」

「…………あれ……? てか、こいつ…………」
(はなびの動きが止まる。デモンズは、攻撃してきたはなびには目もくれず、潰したいろはを持ち上げた)

「…………!!!」

「!? な、なに!?」
(はなびが花織を抱きしめる)

「とりあえず逃げるよ」

「え? そ、そんな、だめ……。いろは置いてけない……。それに、いろは言ってた……。『あたしたちが逃げたら、デモンズが街に行くだろうから』って……」

「じゃああいつに攻撃できるか? 私と一緒なら倒せるかもしれないぞ」

「むりだよ……。こわいよ……。ウチもはなびちゃんもやられちゃうよぉ……!」
(デモンズは、持ち上げたいろはをぎりぎりと引きちぎろうとしている。……デモンズにとって、いろははおもちゃのようだ)
(はなびは状況を確認しつつ、花織に残酷すぎる光景を見せないように抱きしめている)

「なぁ、サポーター! アンタはどう思う? この状況……、どう対処するのが最適解だと思う?」
一度学校に戻ってきてください!