
「いっちょあがり~……ってね」
(はなびは砂漠に下り立つ。……デモンズの反応は、確かにそのエリアから消えていた)

「ふぅ。ミサイルで攪乱しながら戦うのも方法として覚えておかなきゃな」
(正直、驚いていた。何もサポートが必要ないほど、はなびは一人で考え、戦えている)
(サポーターである自分にできることは、はなびの死角を見張って、危機が迫っていないか確認するくらいか)
(しかし、それこそが、サポーターを持つMS少女あるべき姿だろう。通常のMS少女において、優秀な功績を挙げて昇格した証が、コードネームとサポーターなのだ)
(はなびには最初からコードネームもサポーターも与えられているわけだが……、それに恥じない功績を残せるだろう)
(今回のような非常事態にも一人で対処できる。……NMS少女を信じた上官の命令は、間違いではなかったのだ)
お疲れ様です、『wise Shark』。このエリアにはもうデモンズの反応はありません。