名前:『wise Shark』

デモンズを31匹倒した


「はぁ……、もうこんな時間か……」



「今さらながら、デモンズって不思議だね。もう6年経つってのに、未だ謎だらけ。資料も役に立つのか役に立たないのか微妙なのも多かったな」


「まぁ、私は研究者になりたいんじゃない。ぶっ潰せるならそれでいいんだけど。効率的な戦い方とか知るためにも情報は必要だよね」


「戦闘の記録は、勝手に収集されてんだよね? 私も個人的に、思ったことを日記に書き留めとくようにするよ」



「ふぅ…………。さすがに疲れたね……。昨日もそんな寝てないし……」


「てか、付き合ってもらっちゃって悪いね。アンタも疲れたろ」


「はぁ……。特待生とかで部屋にシャワーがあって助かるよ。ゆっくり風呂入る暇もねぇ……」


「さすがに明日は早く寝るかな……。寝れたらだけど……」


「引き止めてた私が言うのもなんだけど、アンタも疲れ残さないようにね……。じゃ、また明日……」


(はなびと別れる。言葉通り、だいぶ疲れが溜まっているように見える。……大丈夫だろうか)



5話:巨大デモンズ前編
4話b3