
「え、えっと……、よかったんですか? 一緒に行かなくて」

「一応……、サポーターは、ボディガードではありません。四六時中一緒にいることが義務付けられているわけではないので……」

「……ごめんなさい。私たちが、花織についてばかりはしゃいでしまって、居心地が悪かったんじゃないかしら」

「んにゃ……。そんなことでへこたれそうなカンジのコには見えなかったけどね~? セイラじゃあるまいし……」

「はなびちゃんは勉強好きなんだね……」

「そ、そういうわけでは……いえ、そうなのかしらね……」

「…………」

「…………」
(蒼が丹の背中をぽんと叩く)

「ほら! せっかくの歓迎会だ! 気が変わったはなびがいつでも参加できるように、ここでしようじゃないか!」

「適当にピザとか買ってくるよ。サポーター二人は手伝ってくれないか?」

「あ、は、はい! 行きましょう、サポーターさん」
→