
「ああ丹……。メアリーたちも……。そうか、NMS少女の案内をしていたのか」

「えへへ~、覗いてたら怒られちゃったにゃー」

「ご、ごめんなさい、つい気になって……」

「あ。ここにゃん! セイラちゃん!」

「やっほーいろはすー!」

「セイラってばムッツリだからさ~、NMS少女ちゃんたちをこっそり覗き見したいって言ってね……」

「ちっ、違うわ! 空を見上げたら、いろはらしき人と、見たことない装備の人が飛んでいくのを見て……! きっといろはと一緒にいたのはNMS少女ねって話して、ここあが見たいって言い出して……!」

「ここあはいろはすたちに堂々と話しかけるつもりだったんだよー? でも、セイラが『邪魔しちゃ悪いから様子を見ましょう』って言って……」

「……それで教室の外でこそこそしていたのか。今日は休みで人も少ないし、何か良からぬことを企んでいるのではないかと……」

「心外だなぁ~。ここあが考えるとしたら、笑えるイタズラのことだぜー」

「それは良からぬことじゃ……」

「でも会えてよかったわ、蒼。セイラちゃんとここあちゃんも……。人は多い方がいいですからね♪」

「ん? 何か手伝いか?」

「その前に……、挨拶タイムといきましょう♪」

「花織ちゃん、はなびちゃん。彼女は大鳥蒼(おおとりあお)。私の双子の妹で、私と同じく元MS少女、今は教官です♪」
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