「とりあえず! みんな無事に帰ってこれて何よりだわ」

「普通の学校と同じように、この学校でも土日祝日の授業はありません。でも、デモンズが出現し、出動要請が出たら、平日休日、昼夜問わず現場に向かってもらうわ。MS少女として、またNMS少女として、仕事と思ってご理解くださいね」

「そう! これはお仕事なんだよ、カオリン! 責任持ってやらないと!」

「…………今日、日曜ですけど…………」

「花織ちゃんとはなびちゃんは特別なのよ……。普通のMS少女と違い、即戦力になってほしいの。昨日と今日はこうして授業をしているけれど、これも仕事の一環として受け入れていただきたいわ」

「でも、忙しい日はいつまでも続かないわ……。二人に対応してほしいのは、戦闘力の高いデモンズ。通常のデモンズなら二人以外のMS少女が出撃します」

「だから、二人は最初だけたくさんお勉強が詰まっているだけなの。それさえ済めば、楽になると思うから……」

「………………」
(はなびは、どことなく不満そうだ。今日の戦闘や昨日の様子からして、自分が全デモンズを倒したいという気持ちがあるのだろうか)

「じゃあ、今日もこの後授業ですか?」

「…………そうね…………」

「……とりあえず、初戦闘お疲れ様。休むというのもなんだけど、この後はのんびり行きましょう」

「昨日はずっと外だったわよね。二人にも所属クラスは存在します。今日は、それについて説明しましょう」

「……いろはちゃんもついてきてくれる?」

「もっちろん! カオリンのクラスもはなびちゃんのクラスも知りたいし!」

「ふふっ。じゃあついてきてね」

「サポーター二人も所属クラスについて知ってるとは思うけど……、一応ついてきてね」
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