名前:『wise Shark』

デモンズを31匹倒した

「とりあえず! みんな無事に帰ってこれて何よりだわ」



「普通の学校と同じように、この学校でも土日祝日の授業はありません。でも、デモンズが出現し、出動要請が出たら、平日休日、昼夜問わず現場に向かってもらうわ。MS少女として、またNMS少女として、仕事と思ってご理解くださいね」


「そう! これはお仕事なんだよ、カオリン! 責任持ってやらないと!」


「…………今日、日曜ですけど…………」


「花織ちゃんとはなびちゃんは特別なのよ……。普通のMS少女と違い、即戦力になってほしいの。昨日と今日はこうして授業をしているけれど、これも仕事の一環として受け入れていただきたいわ」


「でも、忙しい日はいつまでも続かないわ……。二人に対応してほしいのは、戦闘力の高いデモンズ。通常のデモンズなら二人以外のMS少女が出撃します」


「だから、二人は最初だけたくさんお勉強が詰まっているだけなの。それさえ済めば、楽になると思うから……」


「………………」


(はなびは、どことなく不満そうだ。今日の戦闘や昨日の様子からして、自分が全デモンズを倒したいという気持ちがあるのだろうか)



「じゃあ、今日もこの後授業ですか?」


「…………そうね…………」


「……とりあえず、初戦闘お疲れ様。休むというのもなんだけど、この後はのんびり行きましょう」


「昨日はずっと外だったわよね。二人にも所属クラスは存在します。今日は、それについて説明しましょう」


「……いろはちゃんもついてきてくれる?」


「もっちろん! カオリンのクラスもはなびちゃんのクラスも知りたいし!」


「ふふっ。じゃあついてきてね」


「サポーター二人も所属クラスについて知ってるとは思うけど……、一応ついてきてね」



4話5