「どうですか? 『wise Shark』の初戦闘は」
(すぐに戦闘に慣れ、問題がなさそうなことを告げる)

「そうですか。それは安心ですね」

「こちらもデモンズは無事に倒せました……、いろはさんによって」

「…………『handful hope』は、何もしていません」

「もちろん、我々の最大の目的は、デモンズを倒すこと。その方法は問いません」

「しかし、これは『handful hope』育成のためでもあるので……。いろはさんが全てやってしまっては、『handful hope』の成長の妨げになってしまいます」

「『handful hope』も、『wise Shark』のようにやる気があればいいのですが……。呆然といろはさんを見ているだけで……。私も励ましましたが、効果がなく……」

「…………『handful hope』には即戦力になってほしいのに……、どうしたらいいんでしょうね……」

「……すみません! そもそも初めての戦闘で、『wise Shark』のように何も問題がないのが珍しいのかもしれませんね」

「今は全然でも、そのうちには……。何せ、普通のMS少女と違い、実戦から学んでいくのですから……、慣れも早いはずです……」
(上手くサポートできなかったのだろうか。メアリーは少し思い詰めている様子だ)
(何か励ましたかったが、丹と話しているはなびたちの後ろ姿が見えた。……この話はお預けだ)
お疲れ様です、『wise Shark』。