名前:『wise Shark』

デモンズを31匹倒した

「どうですか? 『wise Shark』の初戦闘は」


(すぐに戦闘に慣れ、問題がなさそうなことを告げる)



「そうですか。それは安心ですね」


「こちらもデモンズは無事に倒せました……、いろはさんによって」


「…………『handful hope』は、何もしていません」


「もちろん、我々の最大の目的は、デモンズを倒すこと。その方法は問いません」


「しかし、これは『handful hope』育成のためでもあるので……。いろはさんが全てやってしまっては、『handful hope』の成長の妨げになってしまいます」


「『handful hope』も、『wise Shark』のようにやる気があればいいのですが……。呆然といろはさんを見ているだけで……。私も励ましましたが、効果がなく……」


「…………『handful hope』には即戦力になってほしいのに……、どうしたらいいんでしょうね……」



「……すみません! そもそも初めての戦闘で、『wise Shark』のように何も問題がないのが珍しいのかもしれませんね」


「今は全然でも、そのうちには……。何せ、普通のMS少女と違い、実戦から学んでいくのですから……、慣れも早いはずです……」


(上手くサポートできなかったのだろうか。メアリーは少し思い詰めている様子だ)

(何か励ましたかったが、丹と話しているはなびたちの後ろ姿が見えた。……この話はお預けだ)



お疲れ様です、『wise Shark』。
4話2