名前:『wise Shark』

デモンズを31匹倒した


「賑やかだな」


「ふふっ、女の子はやっぱりこうじゃなくちゃね♪ いろはちゃんが花織ちゃんと友達だったこともあり、花織ちゃんは早く馴染めそうでよかったわ」


「じゃあ皆さん! これから花織ちゃんとはなびちゃんの歓迎会をしましょう!」


「おぉー!!」


「か、歓迎、会……?」


「今日は本当にお疲れ様。初めての戦闘、よく頑張りましたね」


「二人には覚えてもらいたいことがたくさんあるけれど……、息抜きの時間も大切よね。そろそろお昼でしょう? お昼も兼ねて、ちょっとした歓迎会をしようと思って」


「問題ないかしら?」


「もっちろーん! どうせセイラとあてもなくぶらぶら遊ぶつもりだったしねー。リアルカオリンいじって遊ぼ~ぜ~♪」


「い、いろはのせいでなんかウチのイメージ勝手についちゃってる~……!」


「だ、だいじょーぶだよ! ここにゃんもとってもいい人なんだよ!」


「ふふっ……。別にいろははあなたを悪く言っていたわけじゃないのよ」


「あなたのことが大好きなんだなぁって……。いろはの話から、私もここあも常々そう感じていたわ」


「そして、いろはがここまで大好きな相手って、いったいどんな人なんだろう……って、私たち、前からずっとあなたに会ってみたかったの」


「そ……、そうなんですか……」


「クラスは違うけど、仲良くしようね♪」


「……はい!」


「蒼もこの後平気?」


「平気だよ。MS少女と触れ合うことも仕事だしな」


「もう。蒼ったら真面目ね。仕事とかはとりあえず置いて、新しい仲間を歓迎しましょ」


「師匠と話すのも久しぶりですね!」


「もう、メアリーも……。蒼にかまけて、花織ちゃんのことほったらかしちゃだめよ? ふふ、でもそのくらい隙があった方が、花織ちゃんも息がつけるかしら」



4話11