「ところで……、いろはちゃん。なんであなたまでここにいるのかしら?」

「あたし、今日暇だしお手伝いします!」

「それは嬉しいけど……。今日はもう手伝わなくていいのよ?」

「でも、一人より二人の方が早くデモンズをやっつけられますよ!」

「安心してください、一人じゃないわ。花織ちゃんにはメアリーが……」

「実際にデモンズと戦うのはカオリン一人でしょ! カオリンはまだ戦闘も未経験だし、一緒にデモンズに攻撃できる仲間も必要だよ!」

「すみません、先ほどから説明しているのですが、一向にいろはさんは納得してくれなくて……」

「困ったわね……。花織ちゃんが一人で戦わないなら、はなびちゃんも……」

「別に私のことは気にしなくてもいいです」

「でも、花織ちゃんとはなびちゃんは同じカリキュラムで……」

「……ぐずぐずしている時間がもったいない。もうすでにデモンズは出現しているんでしょう。被害が出る前に駆除しないと」

「手伝ってくれるなら、それに甘えればいい。でも本来手伝いが不要なら、一人でも問題ない。……それでいいんじゃないですか?」

「……………………」

「サポーター、補佐を頼む」

「あ、はなびちゃん……」

「市街地までデモンズを向かわせるわけにはいかない。その前に潰すぞ」

「そうだよ! 早くしないと被害が出ちゃう! 行こうカオリン!」

「あ、い、いろはさん……!」

「ああもう……! わかったわ! メアリー、いろはちゃん含み花織ちゃんのサポートを頼むわね! サポーターさんもはなびちゃんのサポートをしっかりお願いします!」
わかりました!