
「5回目の花織の誕生日だねえ」

「ご、ごかいめ……。そ、そうなっちゃうよね……。特にマジカミ始まって一番最初に迎えるのはウチの誕生日だし……」

「なんかまぁ……、色んなことあったね。昔はほっとけないコって感じだったのに、今はクズになっちゃって」

「そ、それを言ったらはなびなんて声がセイラさんのお姉さんになっちゃったじゃん! めちゃくちゃファザコンだし」

「め、めちゃくちゃファザコン言うな! あとここの私は管理人の願いの力でいつまでもオリジナルの声なんだよ!」

「そ、そんなこと言ったらウチだって管理人の願いの力でモテキャラなんだもん!」

「じ、自分でモテキャラとか言いたくないし、ウチ別にセイラさんやここあさんみたいなモテキャラにはほど遠いと思うけど……」

「これって絶対キャラ崩壊ってやつだよね? 管理人ってばどこを見たらウチがモテモテだと勘違いするのよ……」

(……花織のキャラ崩壊ってそもそも何なんだろうな)

「まーでも、公式もキャラ崩壊しまくりなんだから、今さらではあるんじゃないか」

「声変わった私もそうだし……、陽彩だって例外ではないし、りりなんてもう……だろ。声変わってないけど雰囲気がらっと変わっちゃったマリ夫だってそうだし」

「あぁ……、依子ちゃんもそうだよね」

「あ、そうだな、依子のこと忘れてた」

「チャールズ崩壊してんな(笑)」

「…………否定できないけど、笑いごとじゃないよ」

「…………ここの管理人は、花織がやられた時、絶対見捨てない」

「もし花織が悪魔になっちまったら、花織を元に戻す方法を探す。だから、別の可能性を引き寄せたりなんかしない」

「もうその時点で解釈違いは始まってたのかもね」

「あ……、そうだね。最初は、“オリジナルの花織”と話せるベイビー作ってたんだし」

「とびおの数だけ、世界と、それに対応する私らがいる。……それでいいんじゃないの」

「そして、ここでは……、とびおでない……サポーターのアンタと私たちとの物語があるってことで」

「一つの終わりは一つの始まり……ってね」

「花織、誕生日おめでとう」

「ここの更新はストップしても、ai広場がある限り、私たちは生き続けるよ。公式とは違う、私たちで」

「……そうだね」


「いつもありがとう、サポーター」