「MS少女いろは、参・上っ！」



「っとー！　これはオリジナルのMS装備だよ。あたしたちは“旧型”って呼んでる！」


「へ～……。ウチが着たのと全然違う……」


「……ていうか、そっちの方がごついけど、防御力ありそうだなぁ……」


「安心してください、ああ見えて、防御力は従来とさほど変わりません。まぁ、“さほど”ですけど……」


「その分、俊敏性が飛躍的に向上し、火力は数倍に跳ね上がっています。いろはちゃんの前で言うのもなんだけど、花織ちゃんとはなびちゃんは、いろはちゃんより何倍も強いんですよ」


「すごいよねー！　優秀なMS少女の誰よりもずーっと、カオリンとはなびちゃんは強いんだよっ！」


「そうかぁ……。強いのかぁ……、ウチ…………」


「ええ。二人も実際にMSを起動してみてね」


「は、はいっ！」



『メタモルフォセス――！』



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