(セイラに連れられ、セイラのお気に入りというケーキショップに来た)
(“CACAO APOCALYPSE”という毒々しい看板が掲げられていたが、中はわりと普通……)

「ここライブハウスか何か?」

「なんか色んなものが雑多に飾られてるね……」
(……に見えたが、じっくり見ればカオスな店内であった。あまりケーキ屋らしくないアイテムが並んでいる)

「これは……、店長さんの趣味みたいで……」

「いらっしゃい。今日は大人数なのね、袖城ちゃん」

「こんにちは。ええ、今日は……」
「袖城さん!?」
(店の奥から声が聞こえ、ばたばたと誰か駆けてくる)
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