「こ、これが似合ってるってなんだよ……! 私が子どもっぽいとでも言いたいのかよ……!?」

「せっかくだし、その服に合うような振る舞いをしてみたらいいじゃない♪」

「この服に合うようにって……」

「ここあの真似……とか?」

「おっ、偽ここあ約三名現る!? いいねいいね~、やってみてー♪」

「え、えぇ? 三名って……、ウチも数に入っちゃってるんですか?」

「こ、ここあの真似って……」

「はーい、はなびだにゃ~♪」

「………………」

「忘れろ」

「覚えた♪」

「ほれほれ~、カオリンはどうかにゃ~?」

「え、えぇ…………」

「か、カオリンかわいいのだいしゅ……だ、だいすきだにゃ……」

「なんか色々違うもんになってんな」

「んもー、二人とも顔真っ赤だよー。じゃ~セイラ! ここでびしっとここあさんのお手本見せちゃって!」

「え、えぇ!? 私はここあじゃないわ!」

「セイラ姉ちゃん頑張ってー!」

「セイラ姉ちゃんなら姉ちゃんの真似完璧にできるよー!」

「ここあの弟のお墨付きもあることですし♪ さあさあ♪」

「あ、あぅぅ…………」

「よーし、達哉ー、和哉ー! 今日はお姉ちゃんがいっぱい遊んであげるにゃー!」



「おぉ~っ!」

「ふふ。さすが。ここあちゃんと仲良しなだけあるわね」

「はは、かわいいな、セイラ」

「や~っぱりセイラがNo.1! だね!」

「私らは辱められただけかよ」

「わ、私だって慣れないことやってて恥ずかしいわよ……!」

「ここあちゃんの力作……。せっかくだし写真に撮って、お父さんに見せてあげましょ?」

「おぉっ! ありがとうございまぁすっ♪ お父さんも喜ぶよ♪」

「え、えぇ? 写真……?」

「腹をくくりなさい、はなび。……私はもう、何枚もお母さんとお父さんに撮られているわ」

「じゃ、とりあえずここあの服を着たメンバーは集まってにゃ~♪」
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