「か、かわっ……、う、うぅ……」

「服に対して言ってんだろ? それは……、私もかわいいと思ってるよ……」

「えっへへ♪ ありがと♪」

「でも、着てるなびぱんぴんもかわいいんだからさ♪ 自信持って♪」

「い、いやいやいやいや……」

「サポーター、サポーター」
(花織がこっそり耳打ちしてくる)

「はなびって、多分、ふりふりしたかわいい服、好きなんだと思うんだ」

「自分のイメージに合わないって思ってるのか、持ち合わせはないみたいだけどね」

「でも、はなびってファッション誌見せると、フリルついたかわいい服のページ開いてる時間長いんだよね。下着なんてもうそういうのばっか見てて……」

「おいこらそこ!! 何をこそこそしゃべっているんだ!」

「はなびの口説き方について~♪」

「なっ…………、チョロリンの口説き方で私が落とされるわけないだろ!」

「ちょ……、チョロリンって何よ、チョロリンってー!!」

「ここあちゃんの力作……。せっかくだし写真に撮って、お父さんに見せてあげましょ?」

「おぉっ! ありがとうございまぁすっ♪ お父さんも喜ぶよ♪」

「え、えぇ? 写真……?」

「腹をくくりなさい、はなび。……私はもう、何枚もお母さんとお父さんに撮られているわ」

「じゃ、とりあえずここあの服を着たメンバーは集まってにゃ~♪」
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