「あら♡　うふふ、お上手ですね。ありがとうございます♪」



「でも、はなびちゃんたちもいるのに、真っ先に私がかわいいだなんて……。サポーターさんったら何がお望みなのかしら？　ふふふっ♡」


「ほんとだよ、何がお望みなんだよ……。頼むから仕事中に発情とかすんなよ」


「ふふふ♡　ひとまずその話は置いといて……」


「それで……、えっと、このイコちゃんを特校に？」


「ああ」


「この、“イコが一日あなたのためにライブします”券も当たってな……！！」


「まあ！　それはすごいですね！」


「私の母校では、この時期には学園祭があった。そこでも芸能人を呼んで、ちょっとしたステージがあったよ」


「学園祭…………」


「親睦を深めるにもいいイベントだと思わないか？」


「…………確かにそうかもしれません！　少し話し合ってみます！」


「私もついていくよ！　どうせその話をしにここを訪れたのだからな！」


（丹とマリオンは、忙しそうに校舎の方へ駆けていった）



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