名前:『wise Shark』

デモンズを31匹倒した

「へっ」



「え? え? え? こ、この子、アイドルでしょ? この子よりウチがかわいいって、いうの?」


「…………っ」


「おーおー、耳までまっかっか」


「も、もうぅ~、そんな風に言われたら……、ウチどうすればいいのかわかんないよ~っ……!」


「ははは、ほんとかわいいな花織は」


「ふふっ、本当。花織ちゃんったらとってもかわいいんだから♡」


「もっ、もぉぅ! やぁぁぁん、メアリーたすけて~」


「あ、あはは……。……でも、花織さんは本当にかわいいですから」


「……あの。イコたんを踏み台にしないでほしいな」


「それで……、えっと、このイコちゃんを特校に?」


「ああ」


「この、“イコが一日あなたのためにライブします”券も当たってな……!!」


「まあ! それはすごいですね!」


「私の母校では、この時期には学園祭があった。そこでも芸能人を呼んで、ちょっとしたステージがあったよ」


「学園祭…………」


「親睦を深めるにもいいイベントだと思わないか?」


「…………確かにそうかもしれません! 少し話し合ってみます!」


「私もついていくよ! どうせその話をしにここを訪れたのだからな!」


(丹とマリオンは、忙しそうに校舎の方へ駆けていった)



15話5e