(紅茶とクッキーが運ばれてくる)

「先ほどは大変だったようで……」

「全くですわ!」

「しかし、皆様ご無事で何よりでございます。研究所にいた研究員もケガ一つなく」

「わたくしも買い物に出かけておりましたので……。お嬢様を守っていただき、『wise Shark』様と『handful hope』様、そのサポーター様には感謝してもしきれません」

「じーさん、私たちのこと知ってんだ」

「当然でしょう。彼はワタクシの執事なのですから」
(さっきまで怒っていたエリザは、紅茶を飲んで落ち着いたのか得意気だ)

「それに、あなたたちのコードネームを考えたのもじいなんですのよ」

「あ、そうなんだ……」
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