渋谷未確認生物襲来事件　（しぶやみかくにんせいぶつしゅうらいじけん）


東京都渋谷区に現れた未確認生物（のちに“デモンズ”と呼ばれる）により、東京都全体、とりわけ渋谷区が壊滅するほどの甚大な被害をもたらした事件。
被害は渋谷区に集中したが、のちに東京全域に広がり、日本中が大混乱に陥った。
未確認生物は多くの建物を破壊して火災を引き起こし、人間も食らったため、正確な被害者数は不明。死者、行方不明者は2万人、負傷者は10万人を超えるとされている。被害総額は30兆円以上。

これをきっかけに首都が、東京から遠いという理由で北海道へと急遽移される。
また、日本が国として機能しなくなり、日本円は暴落。
あらゆる意味で国としての存在が危うくなっていたものの、日本だけに留まらず、世界各国で同種と思われる未確認生物の報告が相次ぐようになる。

未確認生物は、あらゆる兵器を使っても一切太刀打ちできなかったが、“Magna Spica”という機械により一筋の光明が差すことになる。