名前:『wise Shark』

デモンズを31匹倒した

(2月14日――バレンタインデー)


(学校が終わり、エリザと共にエリザの家に行く)



「ようこそいらっしゃいました、サポーター様」


(じいやさんの顔を見ると、緊張が高まってくる)

(エリザにばしんと背中を叩かれた)



「じい! 今日は何の日かわかりますの?」


「バレンタインデーですな。もちろんわかっていますとも」


「本日のおやつはチョコレートケーキです。早速切り分けましょう」


「も、もう……。それは何チョコですの?」


「ベルギーチョコレートを」


「そういう意味じゃありませんのー!」


「本名チョコとか、ギリギリチョコとか、なんかそういう……アレですの!」


(そんなチョコはさすがにないと思うのだが……)

(じいやさんはにこにこ笑いながら答えた)



「大切なお嬢様とサポーター様のために、心を込めて作らせていただいたものでございます」


「この場合、何と名付ければ良いのでしょうな」


「じゃあ、エリザサポーターチョコですの?」


「そうですな」


(微笑むじいやさん)

(エリザは、ちらりとこちらを窺っている)



じいやさんにチョコを渡す
エリザがじいやさんにチョコを渡すまで待つ
バレンタイン2023-8