(エリザの部屋に、はなびや花織、メアリーと共に赴いた)
(エリザからNMSの最新の話を聞き、一息つく)

「本日はチョコレートケーキを用意いたしましたが……、いかがですかな?」

「わぁ♡ 美味しそ~♡」

「チョコレートケーキ…………」

「エリザさんチョコレートケーキ嫌いなんですか?」

「ち、違いますわ! そもそもじいがワタクシの嫌いなものを用意するとお思いですの?」

「ただ……、なんだかついこの前、食べたような気がして……」

「チョコケーキばっか食ってんの?」

「じっ、じいにそんなにレパートリーがないわけないじゃない! 失礼ね!」

「今日みた夢で、わたくしは、チョコレートケーキを作っていたんです……、お嬢様とサポーター様に」

「とても楽しい夢でしてね。現実でもチョコレートケーキを作れば、楽しい時間が過ごせるかと」

「ワタクシも……、夢でサポーターとチョコを食べた気がしますのよ……」

「細かい部分は覚えていませんけど……。じいもいてね……、とても楽しかった……」

「へぇ? 二人で同じ夢みてたのかな?」

「サポーターさんもひょっとしてみていたりします?」

「だったら仲良しだな、アンタら」
(夢の話をしながら、ジェームズの作ったチョコレートケーキを食べる)
(すごく美味しかったが、どこかで一度食べているように思えた――)
END