(じいやさんが作ってくれたチョコレートケーキは、相変わらずすごく美味しかった)
(じいやさんも、作ったチョコを美味しいと言いながら食べてくれた)
(それからは、いつものようにエリザとしゃべった)
(じいやさんは会話には積極的に加わらないが、そばにいてくれた)
(そのうち、日も暮れてくる)

「サポーター様……。そろそろ帰った方がよろしいかと」

「そうね……」

「じゃあじい、送ってあげて」

「ええ、お嬢様も……」

「わ、ワタクシチャンサマは、先ほど話していたロボットの続きを作るのに忙しいのですわ!」

「い、今いいアイデアが降ってきたんですの! これは早く取りかからないとー」
(エリザは、気を使っている。……不器用なその姿に、じいやさんと一緒に小さく笑ってしまう)

「あ、そ、そうだ! でもちょっとだけ待って、サポーター!」
なに? エリザ。