名前:『wise Shark』

デモンズを31匹倒した


「あら、シュウメイギクの品種ですか? よくご存知ですね」


「キク……花の名前なのですか?」


「ええ。オナリン・ジョバート……シュウメイギクの品種です。白くてかわいらしい花ですよ」


「シュウメイギクは、漢字で書くと、秋に明るいに菊って書いて秋明菊なのだけれど……、キクではなく、アネモネの仲間なんです。見た目はキクに似ているから、キクという名前がつけられているそうですよ」


「その名の通り秋の花だから、今は見れないけれど……。植えつけるなら今の時期ね。今年はオナリンを育ててみようかしら」


「わぁっ、オナリン見てみたいです……!」


「へ~、オナリンか~。それにしても、丹教官もだけど、サポーターも花について詳しいね~。シュウメイギクですら私は知らんよ」



「…………ところで、花織顔赤いけどどうかしたの?」


「え!? い、いや、そ、そんなこと、ないよ、別に……あはは……」
オナリン