名前:『wise Shark』

デモンズを31匹倒した


「今のウチを見たら…………、いろはは、何て言うだろう……?」


「いろはは…………、ウチを恨んでいるのかな…………」


「…………」


「花織は、いろはと一番仲よかったんだろ?」


「う、うん……、そうだよ……」


「じゃあ、私が花織だと思ってさ。いろはになりきって、“カオリン”に声かけてみてよ?」


「えっ? …………えーと…………」


「『もう、カオリンってば遅いよ! でもようやく戦えるようになったんだね! すごいよ! あたしずっとずっと応援するからね! がんばれっ!』」


「…………かな?」


「……全然恨んでないじゃん」


「じ、自分でも都合良すぎる解釈には思えるよ……!」


「でも、花織は、いろはならそう言うって思ったんでしょ?」


「なら…………、合ってるんじゃない」


「そうかなあ…………」


「……私は、いろはとの付き合いはすごく短いさ。でも、カオリンが自分のことでうじうじいつまでも悩んでるより、前向いて、世界平和のために戦ってくれてる方が喜ぶと思うけどね」


「…………うん……、そうだね…………」


「頑張ろう……。あの世で会えた時……、いろはに褒めてもらえるくらいに…………」
いろは