！？！？！？！？

だ、誰にだ…！？
誰にされたんだ………！？

ええっ！？お、おめでとうっ！？

まって、告白されたって報告してきたってことはまだ付き合ってないってことでしょ？私たちに相談するために言ったんじゃない…？

(うん、全く知らない人だったから相談したくて。)

何ッ！？全く知らないだと…！？

(心当たりが全くない。あと、最近よく視線を感じたり、知らない人から手紙が来たりしてて。なんか怖いなって。)

ふむ…その視線って家の中でもかい？

(うん。たまに。親かなって思うんだけど、一人でいる時もあるから。)

ええっ！？それってもしかしてすとーかー？ってやつじゃないっ！？お、お兄ちゃんに言った方がいいかな…！？

待て待て待てえむ！！！流石に最終兵器がすぎるだろう！落ち着け！！！

ふむ…〇〇くん、その人はどんな感じだった？

(多分神高の人じゃないと思う。急に話しかけられて告白された。)

少し、いやかなり危ない状況のようだ。僕は少し調べてみるよ。えむくんはお兄さんに一応報告をしてくれるかい？ただし、今はまだ動かないでと言っておいてね。

(何もそこまでしなくても…。)

そこまで、なんて問題じゃないでしょ。盗撮とかもあるなら普通に犯罪だし。そもそも、〇〇だって危ないと思ったから相談してきたんでしょ。

その通りだ！それに、ショーに参加していることが原因かもしれないだろう。それで何かあれば、座長であるオレの責任だ！もっとも、責任云々の前に友人として心配だ！

あたしたちに任せて！さっきお兄ちゃんに連絡したらしばらくショーには出ないことと、常に誰かと一緒にいること、家に盗聴器とかがないか調べておくこと、だって！

そうだね…。ならば誰かが〇〇くんの家に泊まって解決するまで見守る、というのはどうかな？

だが、オレたちが〇〇の家に泊まるのは少し…いやかなり問題があるんじゃないか？

なら、私とえむが泊まるのはどう？私とえむならネネロボもいるし、えむは運動神経がいいからなんとかなるんじゃない？

えへへ、そうだね！寧々ちゃんとネネロボちゃんがいるなら安心だし、お友達とお泊まりなんてすっごく楽しそう！

そうだね。僕もそれが一番いいと思う。盗聴器は僕が探して見つけ次第壊すけれど… 〇〇くんの方は大丈夫なのかい？

(うん。大丈夫だよ。親はもうすぐ海外に長めに仕事に行くから。)

よし、なら決まりだね。さて、まずは盗聴器を探して壊すところからかな？

えへへ〜！お友達とお泊まり！…なんて楽しい感じのことじゃないんだよね…！あたしたちは〇〇ちゃんを守るために泊まりに行くんだもんね！なんだかSPさんになったみたいだね！よし、えむ隊員！全力で〇〇ちゃんを守ります！

もう、えむ！ポジティブすぎでしょ…！…でも、友達とお泊まりするのにワクワクするのは…ちょっとだけ分かるかも。よし、私もネネロボと一緒に護衛、頑張らないと。

ならば、オレは学校にいる間の護衛だな！
学校にはネネロボを連れて歩けんだろうしな。

(みんな、ありがとう。ごめんね。手間かけさせちゃって。)

仲間が危険な状態ならば、助けるのが普通だろう！
よし！皆！いつもの掛け声で気合を入れるぞ！
せーの！

わんだほーい！！