お姉ちゃん…話って、なに…?
(私達以外の女神を殺し、魔剣ゲハバーンは完成した。そしていよいよ明日───犯罪神をこの剣で倒す時が来た。というのに、お姉ちゃんは心残りがあるような顔だ。)…ネプギア………此処で昔、よく遊んだよね…(お姉ちゃんは私に背を向け辺りを見回した。そう、この場所は思い出の場所だ。お姉ちゃんと、よく遊んだ…。)
うん。懐かしいね…
…思い出話、したかったの?それなら、犯罪神を倒してから───ネプギア…わたしね、どうしても考えちゃうんだよ…魔剣の力が足りなかったらどうしようって…そ…そんな!そんな事あるはずないっ!きっと大丈夫だよっ!!きっと…か…それじゃあダメなの、ネプギアならわかるよね?きっとだいじょうぶって信じてもしもダメだったら、私達は…ノワール達の死を無駄にした事になるんだよ?(お姉ちゃんの言う事はもっともだ…それならば私は───)
…はい、お姉ちゃん
(私は…お姉ちゃんに魔剣を差し出した。殺される道を選ぶ事にしたのだ。)これをやるのは、ネプギアの役目だよ?(そう言うとお姉ちゃんは、両腕を広げて───)私を殺すんだよ。その剣で(何よりも辛い現実を突きつけて来ました───。)…
…