「ここが、噂のダンジョンかぁ……」
今、自分とリーファはとあるダンジョンに来ていた、というのも新たに追加されたのが特定の条件を満たした人物でしか入れないという不思議なダンジョンだったからだ。
先に入ったキリト曰く、「次入ったら俺は耐えられる気がしない……少しだけ、お前の気持ちが分かった気がする」とかなり窶れた様子で言っていたため、興味が湧いてこのダンジョンを攻略する事にしたのだ。そしてその特定の条件とは、一度でも結婚したことがあるプレイヤーか、とある条件をプレイヤー限定というなんとも特殊な条件だったのだ。
キリトはアスナと結婚しているし、自分はまだ結婚したことは無いがその条件自体は簡単に達成できるので突入可能というわけなのだが……
「お兄ちゃんがあんなに疲れた様子だったし…私達も気を付けようね!」
意気揚々としているリーファを横目に、あなたはリーファは条件を満たしていない事を告げた
「え"っ……そ、そういえば条件って何だったっけ?」
条件は結婚を経験したプレイヤーか、とある条件を満たしたプレイヤーだと、あなたは告げた
「そ、そうなの?その条件って?」
倫理コードの一部解除
「え"」
一部解除だから、そんなエロエロな展開はしないと思うよと、安心させるように言う。
「何だったら自分が帰ってくるまで待ってても良いよ」
「む、寧ろ逆に心配になってきたから大丈夫…というか、もしかしてお兄ちゃん………」
「言わないでやってくれ。キリトは何も知らなかったんだ
ただ結婚プレイヤーのみが突入可能なのだと、それしか知らなかったんだ」
「ち、因みに情報源は……」
「クライン」
「や、やっぱり……と、とりあえず行こっか!」
ここまで言っても着いてきてくれるリーファに感謝しつつ、あなたはダンジョンへと足を運んだ。
だが、次の瞬間眩しい光があなたを襲った!
「っ〜!!!」
眩い光で目がくらみ、暫くその場で周囲の音や気配に警戒しつつ、ゆっくりと目を開ける。
だが、そこにはリーファの姿は無かった
「!!!」
急いで彼女を探すが、何処にも見当たらない
パーティ機能を使って位置を探そうにも、やはりマップ使用不可エリアだったのでリーファの位置が見当たらない
仕方ない、と思い先へ進んでリーファを探すことに決めた。最悪何処かで巡り会えるだろうと思ったからだ。
だが、この選択が、自分は疎かリーファまで消えない甘い傷跡を残す結果になろうとは、思いもよらなかった。
誘惑トラップ!?籠絡に気を付けろ!
序章……完
第一章双剣鍛冶師のメロメロライブ♡
第二章狙撃手のハートスナイプ♡
第三章幼なじみのハニートラップ♡
第四章竜使いのラッキースケベ♡
第五章整合騎士の甘やかし♡
第六章付人の色仕掛け♡
第七章トレジャーハンターの籠絡♡
最終章暴走妖精剣士の悩殺♡♡♡
断章彼女があなたに籠絡されたら♡