聖堂街を抜け時間はすっかり夜に差しかかる頃には貴公も辿り着くだろう。
ビルゲンワースへと続く広大な森をそう呼ぶのだ。
どういう訳か、医療教会は禁忌としてこの森に人が近づく事を頑なに拒んでいてな。
今はもうどれだけ残っているか分からないビルゲンワースの学徒、その学徒に警句を正しく告げられる者のみが入る事を赦されるだろう。
ちなみに「あいことばだ…」と、合言葉を要求する門番がいるのだがいざ合言葉を伝え開門すると誰もおらず、そこにはただ白骨死体があるだけなのさ。
「既に死んでいる-OK-」って全然OKじゃないメッセージも笑えるが白骨死体については「門を開けた瞬間に門番が急死した説」とか「開門と同時に門番がダッシュで逃げた説」とか色々考察が捗ってさらに笑えるぞ。
禁域の森