おや……どうしましたか、ずいぶん、おちこんでいるようですが。

……じぶんのセカイが、こいしいですか? それとも、なにかベツのことかしら。
どんなことでなやんでいるのか、わかりませんが……アトができることはヒトツだけ。
(弱っているあなたの首に腕を回して、抱きしめます。小さな手が、あなたの背中を優しく叩きました)
もとのセカイのことでかなしんでいるのなら、だいじょうぶ。アトがすぐかえれるほーほーをみつけてあげますから。
そうじゃないなら……そのカナシサを、つらさを。アトのむねのなかにはきだしてしまいなさい。
だいじょーぶ、アトはどこにもいきません。ニンゲンさんがまた、わらってくれるまで。ずっと、こーしてあげますよ。