そうですね、ヒトはみな、それになりたがります。
ユウキあるモノ。ヤミをきりはらい、ヒカリおびしモノ。
かつてそうヒトビトによばれたヒトたちは、ほんとうにどのヒトもつよく、チケイにとみ、そしてなにより、やさしかった。

……しかしアトは、そんなヒトたちだけが「勇者」をなのってよい、とはおもいません。
ほんのすこしでもいい。ユウキをふりしぼり、カンナンシンクをのりこえたモノ。
アトはそんなヒトたちをアトの「勇気」としてむかえいれ、みちびきました。
ニンゲンさん、あなたは、どんな「勇気」をアトにみせてくれますか?
あなたの「勇気」がアトのツノとしてたりうるとおもったとき、みちびきましょう。
リンネのケシンたるアトの「勇気」――「仔龍の角」として。

……なんてね。ふふ、このうたいモンクも、ずいぶんナガいこといってなかったな。