……＊＊＊＊！
まったく、いつまで寝ているつもりなんだ？

もう朝だよ。
こんなに寝坊するとは……そんなに疲れていたのかい？気がつかなくてすまなかった。つい、はしゃぎ過ぎたようだ。

……今日からはいつもの日常だ。

君はこの館で自由にするといい。
私はサボっていた人形作りを進めないといけないが……まあ、なんとかなるだろう。
そして、気が向いたら……また君のお話を聞かせておくれ。
特別な日でなくても、君のお話を聞くことが楽しいことや、君のことを沢山知りたいのは変わりがないよ。


昨日は、とても良く眠れたよ。

……妙な夢を見た？
寝る前にした怖い話のせいかな？
ふふ、意外と怖がりなんだね。

ん……まだぼうっとしているようだね。
さあ、顔を洗ってきなさい。シーツを洗濯して、お布団を干さなきゃいけないからね。


【sep1:はじめてのおいわい　おわり】