ああ……もう、そんな時間か。眠ってしまうのは、なんだか勿体ない気がするよ。
でも、無理して夜更かしして体調を崩してしまっては、本当に台無しになってしまうからね。
それじゃあ、隣……失礼するよ。
このベッドは、この館の中で一番良い物なんだ。
時折飛び込みたい衝動に駆られる……が、お客さまのベッドにそんなことができるはずもなく……。
こうしてここで眠ることが、憧れだった。……ふふ、やっぱり最高の寝心地だね。
……。
明日朝に目覚める頃には、全てが日常に戻る。
とても長いパーティだったが、それもおしまい。
……本当に、本当に楽しかった。君が来てくれたおかげで、私は……それに、人形達も、楽しく、幸せに暮らすことができているよ。
本当に、感謝しかない。ありがとう。
……喋りすぎた、かな?瞼が少し重そうだよ。
沢山遊んだからな……無理もない。
もう眠ることにしよう。隣に居させてくれるお礼に……君に違和感を与えず、安心して眠れるよう、体温と呼吸は保つよう努力するよ。
それじゃあ、おやすみなさい。
「
おやすみ」