おや、珍しいね。来客かな?
……そう、迷子なんだね。****が知らせてくれて助かったよ。
すみません、とても図々しいお願いなのですが、どうか一晩泊めていただけないでしょうか。
明日、明るくなったらすぐに出ていきますので……。
ああ、いやいや、構わないよ。
明日とは言わず、雨が止むまで……迎えが来るまでここに居たって構わない。
なんせ珍しいエルフの少女だ。野盗にでも襲われたらどうするんだい?
だ、大丈夫ですっ!私魔法はとても強いんですよっ!
ほんとうに、お気遣いありがとうございます!
そうか。しかし……困ったな。
今は客間を****の部屋にしているからベッドに空きがないんだよ。
……そうだな。仕方がない……。
気が引けるけど、私のベッドを使うと良い。床よりはマシだ。
そんな、いけません!家に入れていただけるだけでも十分なのに、あなたが眠る場所を……。
良いんだよ。どうせ君は……いや、私は、作業場で寝てしまうことが多いからね。
一日くらい、その辺で寝たって平気さ。
それより、客をもてなす方が大事だ。
遠慮はいらないよ。さあ、私の部屋においで。
そういうことだから、****は気を使う必要はない。
いつも通り、自由にしてくれて構わないよ。
……来客を知らせてくれてありがとう、助かったよ。
fun3:少女を受け入れる