にゃはは!トリック・オア・トリートなのだぁ!
ギャオォォ!
ト、トラフ?!なんだその、それは!
トリック・オア・トリート?
違う!いや、それもわからないが……!
その、それ、何、モンスターみたいな……いや……お前、アニマだな!?
ちがうのだ!ヴェロキラプトル?なのだ!
私はヴェロキラプトライダーなのだ!
ああもう、ベロベロラスカルだかなんだか知らないがやめなさい!
お菓子をくれなきゃイタズラするのだ!
スルノダ!
だーっ!なんなんだ?どういうつもりなんだ?!
トラフはそんなにお菓子好きじゃないだろう?
今日はそういう日らしいってアニ……アニキが!ヴェロキラプトルのアニキが言っていたのだ!
ソウナノダ!
いや……ああ、もう、わかったよ……。
それで?全く……アニマ、君だろう?どう言うことか説明してくれる?
ギャオォォ!
いい加減にしてくれ……頭痛がしてきた……。
あ……えと、その、グランデさまを困らせるつもりはなかったのだ……誠にごめんなさいなのだ……。でも、えと……うう……!
お察しの通り私の提案よ。トラフは悪くないわ。ええと……今日はそういうお祭りの日なのよ。
私の郷里ではね。それに……そこの人間も多分知っているわ。
あくまでもその姿で通すつもりなのか……?
どういう祭りだかよくわからないけれど、お菓子をあげれば良いのかい?
よくわかんないけど……でも、****が知ってるなら、喜ぶと思ったのだ……。
わかった、わかったよ。うん、ありがとうね。
****が喜ぶ……か。
ああ、もしそうなら……今度は、私も誘っておくれよ。
えへへ、わかったのだ!
それじゃあ……お菓子が欲しいなら、アオバの所へ行きなさい。
私にやったのと同じように、ド派手にキメるといい。
にゃはは!名案なのだ!グランデさま、ありがとうなのだ!ようし、行くのだ、ヴェロキラプトルー!
うえぇっ?!イヤよ、あの子のとこは……!ひええ、アンタ、覚えときなさいよ!!
ふふ、アオバにこってり絞られるがいいさ。
……はぁ、なんだか疲れたよ。騒がしくてごめんね。
sev1:トリック・オア・トリート……?